1年ぶりのSTIの更新。前回サムレストを制作してもらったわけだがその後に友人にグリップにステッピング加工を施してもらった。前からトリガーがプラなのが気にくわなかったのでSVIのトリガーとその周辺、ディスコネクター、シアスプリングもあわせて交換。後は時間を作って撃ち込む!
 3月の初めての公式戦、フレンチグランプリを前にテリー師匠と撃ち込む。そして、マッチ前日にサムレストは折れ、フロントサイトは飛び、スライドの異音に気がついたのだ。その話はIPSCのページにて。結局エミール君の銃を借りたわけだが同じ銃なのに何かと違う。そこで今回は今までのいじっくってきたSTIの報告とエミール君の銃との比較などをあわせて紹介します。フランスではこの2挺しかないといわれているIPSC 30thモデル。それがここで紹介できるのだ。

私の銃の方が半年ほど先に注文しておりエミール君のが手にはいるまでにすでに私はドーソンのトリガーキットなどに交換。その際にオリジナルのセフティーなどがうまくいかないなどをテリー師匠と試行錯誤で作り上げていった。その半年後エミール君は銃を手に入れ私の銃の経験からすぐに同じトリガーシステムを入れていた。エミール君は基本はオープン。この銃は時々気分転換に使う銃。未だに3000発ほどしか撃っていないという。上の写真のブルーのマグウェルがついたのがエミール君の銃だ。

そしてこれが私の銃だ。ニース前の不調を治したくテリー師匠に預けるが1ヶ月近く経ってもさわる様子もない。その間にフロントサイト、スライドストップ、リコイルマスターなどを新たに入手できたので自分の手で治してやろうとアトリエから引き上げ自分の手でいじり始めたのだ。テリー氏曰く「ガンスミスの仕事というのは銃をカスタムしたりするのがメインじゃナインだ。修理。それもネジとかピンとかそういったたぐいを毎日こつこつ作ったりするのが仕事だ。毎日ねじ切ってるだけだよ。つまんないし、面倒で時間もかかる。それが終わったらちゃんと見てやるから..」我慢できません。持ち帰り。さすがにタムレストは作れないのでタムレストなしだ。
 しかし、すべてを組み込んでもスライドを引いたときのギシギシ感が解消しない。そこでまた師匠に相談するとオイルの話になった。エミール君の銃はブレイクフリーじゃないと作動不良を起こすからそれを使ってみろという。だまされたと思って...それを付けてみると不思議とギシギシの症状が小さくなった。おかげで別に引っかかりを見つけることもできた。

まず写真左から。フランスでの今までの競技のほとんどの場合半分くらいが屋内など暗いシーンも多かった。これだとせっかくのファイバーサイトも見えない。そこで今回トリチウムのフロントサイトにしてみた。ファイバーのサイトのものはエミール君のもの。写真ではわからないが私のスライドはフロントサイトの分だけ上部のセレーションが(3本ほど)盛り上がっていてフロントサイトの中央である位置がわかりやすい。ミール君のにはそれがない。
 今回交換したもの、もう一つにフォロアー。これもドーソンのものだ。以前もドーソンのものだったが収まりが悪く弾が無くなるとフォロワーの後ろの部分がスライド内部と接触してブロックさせる。今回新しいものに変わったようなので試してみたがずいぶんいい。まだ、18発はいるかはやってないが17発まではスムーズなので安心した。

これがエミール君のマグウェル。シュイドゥ製でドイツのものだ。特徴はスタンダードの銃は横幅に制限があるため基本的によく使う右手で握った時を想定して右側はその手にフィットしやすいように一杯まで張りでている。その分左側はストレートにカットされ出っ張りがない。
 以前コマンダー用に入手したグリップセフティのブラックのモデル。これに交換してみた。グリップセフティは殺してあるのでこれはただイメージチェンジといった軽い理由。

エミール君のタムレストだ。オープンのものと同じようにフレームに加工して取り付けてある。私にはちょっと遠い。そして写真右のタムレスト待ちでドーソンのスライドストップ。しかしこれのサイズが合わないようでスライドに(正確にはバレルだが)ぎこちなさを出してしまっている。
写真左はいじぇくたーの形状の違いも発見。ただうちのが交換時期なだけか?ちなみに私のフレームにエミール君のスライドを入れようとしたらここまでしか行かない。というか1mmも入っていかない。それだけ一つ一つの銃にあわせて作られているようだ。バレルも据えている箇所がやはり全然違う。

ということで、一番手元にあったWAのスライドストップを入れたら何ともスムーズにスライドが動くようになりました(^^;まあ撃つときはこれにするわけじゃにけど。撃ち込んでフロントサイトにも慣れないと。右はニースの競技中の自分。マグウェルの青いところからエミール君からの借り物だとわかるでしょう。

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