パリからちょっと離れたところ、車でほんの3分くらいのところに見つけた銃砲店で出てきたのはこのルガーのマリンモデル。5インチのモデルだ。1917の刻印。第一次大戦に採用され、他国がリボルバーの中で近接戦闘ではその威力を十分に発揮しP-38が採用された第二次大戦でも将校としてのシンボル、また連合軍もおみやげにと伝説の銃となり今でも高価な値で大切にコレクションされている銃だ。実銃にお目にかかったのは初めて。コレクション用の無可動銃はミリタリーフェアでわんさかと出てくる。もちろん5インチのモデルではないけれど。レアものだけあってこの銃で日本円で50万円近くする。銃刀法でフランスは7丁の制限があるのでたとえ財産に余裕があったとしてもなかなか手を出しにくい。まだ、両手でピストルを構えるという時代ではないので片手で構えると何ともこのグリップの角度などしっくり来る。この5インチがまたバランスが良い。撃ってみたくなる衝動を抑えつつじっくりと眺めさせてもらった。

銃自体はすばらしい機構、ストライカー方式でグロックと一緒。ただ軍用と言うことでは複雑な組み込みで生産性が上がらないのとこの尺取り虫付近に埃などがつくと作動不良を起こしやすいと言うことでせいこうにはいたらなかったようだ。そんな背景は良いとして美しいではないか!このモデルのフレームに打刻されたMのマークはマリーンモデルの証(らしい:写真4)。スワスチカなどの刻印は見つからない。フロントサイトにも1917の刻印(写真3)。まあヨーロッパですからこういうのも出てくるんでしょうね。

で、マガジンを抜いたところ(写真7)美しい...と酔いが覚めないときにパリのエアガン屋さんでタナカのP08発見!仕上げが気に入らないのは良いとしてHWモデルだけあって1時間ほど前の感触がそのまま蘇った。早速ガスを入れてもらって試し撃ち!かしゃかしゃと忙しく動く尺取り虫!おもしろいぞ!片手で構えてバリバリ撃つ!楽しいぞ!これなら気軽に撃てる!急激に欲しくなりました!このタナカのモデル、難点といえばコッキングした状態でないとマガジンを装填できないと言うこと。これを怠るとこの銃のファイアリングピンと干渉して壊れます。それがややこしい。慣れの問題だと思うけど。これを美しいブルーイングして木グリに変えたら相当欲しくなる。この手の銃に手を出したら次はStg.44かFG-42に手を出すのが目に見えてるので何とか抑えました。この銃。他の銃を持っているときと違うオーラを感じます。持ってるときの自分の気持ちが違うもの(なんだいそりゃ?)