S&Wのセミオートマチックピストルは どうしても受け入れがたいモノがあった。要するに頭が固いのだ。S&Wはリボルバー!という概念が抜けなかった。マイアミバイスのテレビシリーズでソニー・クロケットがM645を使い始めると銃に興味の無かった友人が突然モデルガンを買ってきた。曲線的で妙にグリップが平ぺったく感じてやはり好きになれなかった。それから20年近くの時が経ち実銃に触れる生活になったのだがその概念はまだ残っていた。SW1911を生産し始めたとき「やめてよ〜」と思ったのだ。しかし、これを撃ってみると良かったのだ。SIG1911に比べて遙かに好感触。MP40もなかなか良い感じだし。S&Wへのオートへの変なイメージが消えた。そんなときにM945というKSCのエアガンがおもしろいというブログを見てしまった。妙に気になりだした。
そんなときに行きつけの銃砲店の銃保管庫に足を入れてみるとまばゆいばかりのガンブルー仕上げの銃が奥の方で輝いていた。長いスライド。M52だった。写真を撮らせてもらえるように出してもらった。そのターゲットをじっくりとねらう競技のために作られた銃だ。仕上げも違う。手の込んだその仕上げにこの銃のS&Wでの位置付けが伺える。このモデルはM52-2。ということはM52シリーズの一番後期のモデルになる。現在でもパフォーマンスセンターからM952が継承していると言えるかもしれないが。
何と言ってもこの銃は38スペシャルを撃つ銃だ。リボルバーと同じ弾を使うのですよ。スライドを引く。もうただ者ではない。なめらかでガタなど無く、絹ののような滑り具合。トリガーを引くとそれもまた何とも言い難いスムーズでありながら心地よい抵抗の後にキレのある感覚。こんな銃があるのか!?銃の世界は奥が深い!こういった作りの良い銃に触れると背筋がぞくっとするというか鳥肌が立つというか感動なのだ。
製造は70年代から90年代まで結構長い間作られていたのでこれがどの時期のモノかはわからない。しかし、70年代頃までのリボルバーのその仕上がりはダントツに良かったことを考えるとこの銃はおそらくすばらしいモノなのだろう。テンションを調整できるバレル・ブッシングも迫力だ。このモデルからエキストラクターが通常のスプリング式になってM39とかとあまり変わらない感じになる。そしてこのマガジンに38スペシャルが5発収まるというわけだ。
38スペシャル!?ということはフランスの法律では第4カテゴリーか!?と変な考えを起こすのはやめておこう。スコーピオン買ったばかりだし(^^;KSCで我慢しておこう...エアガンもこういった感触で言う個性をしっかり出した銃が出てきても良いときが来たように思うけどどうでしょ?