2007年3月9日から12日、ドイツ、ニュールンベルグで開かれたヨーロッパ最大の銃器ショーIWA。詳しくはアームズマガジン2007/06号をご覧いただくとしてここでは紙面で紹介しきれなかったH&Kの発表したHk45、Hk45CそしてP30Lの3挺をクローズアップ。
アメリカ軍次期正式採用拳銃のトライアルに参加したHk45。現時点ではそのトライアルはキャンセルになっているがこの銃自体はアメリカ軍のある部隊では採用が決定したとHKは話している。Mark23のような大型ではない。グリップのバック・ストップは交換可能だがサイドパネルは交換できない。印象派非常にスリムだ。総弾数はそのスリムさから10発しか入らない。USP.45の出来がいいだけにこのHk45の存在意義がよくわからない。アメリカ軍にとってUSPに対しての不満をP2000、P30シリーズのシステムを生かしたデザインとなっている。真新しいところもなく、アメリカ軍の要望をただ詰め込んでしまったかのようだ。というのも内緒だけどHKジャーマニーの率直な意見だったようだ。
こちらはHk45のコンパクトHk45C。グリップのサイドパネルはMP7のようなパターンでHk45よりもデザイン的にH&Kらしい。グリップ感もコンパクトになった分スリム感がそれほど出しゃばらずいい感じだ。ただ総弾数が8発になってしまうのもつらいところだ。
ロングバレルのP30L。昨年発表のP30からはバレルが延長されただけで新たに変わったシステムはない。バレルの延長は照準線の延長にもなるのでアキュラシーが高まった。そして、Hk45では省かれたサイドパネルのサイズ交換が出来るので完全にグリップがフィットするといえる。
左)Hk45とHk45Cとの比較。 中央)Hk45。マガジンの作りはMark23などと共通でスチール。バレルにはパッキンが着く。 右)P30L。パッキンは着かない。9mmパラを15発のキャパシティ。

左)Hk45のフィールドストリッピング。樹脂製のバンパーはP2000からのもの。 中央)P30Lのもの。スライドストップはフィールドストリッピング時にフレームからは外さなくても良い。ずらすだけだ。各種セフティがあり一般市場向けなのが強く出ている印象だ。 右)P30Lだが、今回の3挺ともにサイトのドットはトリチウムのような夜光性だ。

今回のH&Kの製品を見てH&Kらしいととるか、そうでないとするか、意見が分かれるところだ。私は残念ながら後者だ。最近ピストルでは今ひとつ盛り上がりのないH&K。ぜひ、ドキドキさせるピストルの登場を期待してますよ!!