モーゼルC96。今ではマウザーとか発音するようだが昔から馴染んだモーゼルの方がぴんと来るのでそれで統一させていただく。中学生くらいの頃マルイから発売された実売で2000円程度の組み立て式モデルガン、モーゼルM712。無骨な直線と曲線が混じり合ったこの銃には人を引きつける魅力がある。少なくとも自分には。また、古いものでもありグリップ、ストックなどが良い感じになっている。これは最新のグリップなどには到底要求できない味を出している。
モーゼル・ミリタリーと当時呼んでいたこの銃は、7.63mmという口径でM1896として正式採用され世界中に輸出された。1908年に9mmに統一された。そして第一次大戦を闘い、第二次大戦では武器の不足から工兵から後方にまわった親衛隊達も使われ50年あまりの長い間、100万丁以上生産された。なかでもその、第二次大戦中に使用されたモデル、マガジンが20あるいは30発のフルオート可能なM712はトイガンとしても何度もモデル化されている。ちなみに、連射時のアキュラシーはそう高くないと言われながらも戦い抜いてきたようだ。
そういえば、スターウォーズのハンソロ船長の中はこの中を改造したモノだった。非常に機械的なデザインにくすぐられるモノがある。所持数に制限のあるフランスでは金銭的な余裕があってもこういった古い銃はなかなか、手が出せない。ルガーP08は一度撃ってみたい!とは思うが食指は動かない。しかしこの銃はこれに出会った夜、ベッドの中でもやもやといけない想像をしてしまった。機械としての魅力が十分にあるからだろう。幸い今回は実物を見せてもらったに過ぎなかったので良かったのかもしれない。いつの日かこれを撃てる機会があったらまた話は別になってしまうかもしれない。