私にとって2008年の初マッチとなったCHOLET(ショレー)でのマッチ。パリからシャルトル、ル・マン、アンジェを抜けて3時間半ほどかけて会場に到着。朝4時半出発だ。この射撃場はさほど大きくないため各ステージが小さい。その分バリケードを設けて、それでいて私の銃だとほぼ全ステージでマグチェンジというやっかいななステージが多かった。
 結果から言ってしまうと失敗の集大成。ミスをしないステージはなかったと言っていいくらいだ。運もなく、すべて自分の持つ欠点をさらけ出したひどいマッチ内容になった。全9ステージ-最低必要弾数180発。

ステージ7から始まった我がスクワッド。度胸付けにトップバッターを指名された。変に緊張はない。たいてい最初のショットはいつやっても緊張でイヤープロテクターの中では鼓動がこだましている。逆に言えば緊張感に欠けているのか?このステージは28発。微妙だ。自分の銃の総弾数は18発。ただ18発入れたマガジンはパツンパツンでスムーズなロードが困難だ。テーブルに別々においたマガジンと銃をスタートの後ロード。失敗をおそれて17発にする。一回のリロードでいけるがリロードするまでにミスをすると崩れる。それが当たった。でかいメタルプレートを2回も外した。おかげで予定していた位置の手前で弾は撃ち尽くした。そしてリロード時にマガジンが詰まって落ちないだけでなく抜けない。もうこうなるとパニック。終わってみると1つのターゲットを見落とし2ミス!この後に今回3位だったフランクは安全を狙って2回のマグチェンジ。それでも10秒も短いタイム。上の写真がそのフランクだ。
 そして、朝日が逆光になる中みんな帽子をかぶり始めた。私は持ってこなかった...数ステージの後下見の段階でしっかり何処でマグチェンジするかを考えていたのに撃ち始めるとマグチェンジを忘れる。またマガジンが詰まる!
「いつからオープンに変えたの?スタンダードはマグチェンジいるんだからね」師匠に笑われる...
各ステージでミス、ペナルティなどでもうぼろぼろ。原因はいくつも考えられるが同じスクワッドのメンバーの速さに飲み込まれたこと、それとなんと言っても今回は目標を定めず行ったのがいけなかったかもしれない。今回はこうするぞ!という明確な自分の中で目標がなかったためとっかかり難いマッチになってしまったのかもしれない。シューティング。これは自分との戦いで人と争うものじゃない。結果は順位で出るが自分がマッチで如何に戦ったかだ。
一年の計は元旦にあり。のようにこの最初のマッチで自分の欠点をさらけ出したおかげで今年の目標が定まったような気もする。この日の結果はさんざんでありながら10位とぎりぎりベストテン入り。各ステージで見てみるとマグチェンジのないベーシックなステージはさんざん練習をしてきた結果、すでに体が覚えているせいかトップシューターのステファン(下写真右。元Les7du10でフランス・プロダクションチャンピオン。今回はスタンダードに。一緒にオーストリラリアに行った仲だ)よりも得点は高くステージトップを3つ残せた。ただしほかがあまりにも低すぎる....私のようなシューターとしての素質があるわけでもないただ好きなだけのシューターは、経験と練習をどんどん積んでいかなければいけないと言うことなのだ。良し!気を取り直して練習に励むぞ!!

午前中の射撃は朝日が低い位置でずっと逆光でシューターを悩ませた。ターゲットが見えないのだ!帽子っているんだな... ステファンはグロックからタンフォリオに変えてスタンダードで出場。銃が変わっても速い人は速い。
一番広かったステージ7。完全に作戦ミスで終わった。その焦りからノーシュートまで...修行が足りないのです。ステージ6はこんな感じで狭い。足下のターゲットから攻めていく。
最も盛んなプロダクション。ほとんどがグロック。
ステージ9では中央の写真のようにケースにからのマガジン、弾をおいてスタートの合図で弾を込め、その弾を一発目に使わなければいけないというルール。この一発をこのマガジンで撃つのか撃たないのかでちょっともめた。つまり、このマガジンを装着して一発撃つと言うことは撃った後のリロードの後にスライドを引くというタイムロスにつながる。もしこの弾を使うと言うことであればチャンバーまで送り込んだら撃つ前にリロードすればタイムロスが少なくてすむ。結局は後者のルールの解釈になった。
エミール君と日本でもファンが急増中のレティシア。結果発表までの時間はほっと一息であれこれとおしゃべりの時間だ。実は貴重な情報を入手できることもある。というよりはみんなと仲良くなれる時間でもある。右の写真は今回一人のシューターは自家用ヘリで登場。BMWのKシリーズのエンジンを使った一人乗りのヘリだ。なぜかこの前でみんな記念撮影。

さて、優勝はいつもながらエミール君。レディース部門のトップはレティシア。賞品のAKではしゃぐ。コッキングガン、トイガンを知らないで育ったシューターたち。一発目を発射するまでにBB弾の半分が地面に散らばってました。やり方を教えると後は猛獣の好きな連中、俺も俺もと撃ちまくります。
最後の写真はお食事。丸一日にわたって行われるマッチ。お昼はこのレンジの近くの湖畔のレストランでお食事。こういった感覚がフランスらしく楽しい時間だ。
 

 マッチの間、どうもマガジンが抜けにくい。今までだとスポット落ちてくれたマガジンが引っかかる感じだ。銃の掃除をしながら原因を考えながらグリップの中を覗くと...シアースプリングが出っ張ってきてそれがマガジンに干渉してるのだ!早速ばらして調整。後はフロントサイトをもう一回り太いものに変えたいな...
 今回のマッチで自分の欠点をさらけ出した。出し切った。後は練習あるのみだ!